お前は絶対俺のもの



キーンコーンカーン……


放課後の鐘が鳴った。


鞄に荷物をつめて、帰る用意をする。



一階の廊下は人影がなく、とても静かだ。


窓から日の光が差し込んで、廊下がオレンジ色に輝いている。


「きれーい……」


そんなことを思いながら私は一階の廊下を歩いていた。



そのとき




グイッ



「きゃ……!?」


ふいに腕にはしった痛み。


自分の腕を誰かに掴まれて、


そのまま理科室に連れ込まれた。
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