お前は絶対俺のもの
「風香……?」
沖田陸の顔が胸から離れた。
「泣いてんの……?」
え?
頬に手をあてると、冷たい雫に触れた。
私、いつのまに泣いてたの……?
じょうたいを起こして、沖田陸の顔をみる。
「俺が…怖かった……?」
沖田陸が複雑な表情をしてきいてきた。
「…う……ん……。」
私は目をそらして答える。
お願いだからそんな顔しないでよ……。
「そっか……ごめん。」
沖田陸は立ち上がって、窓の外をみながらそういった。
そしてその後
「今日は我慢したけどさ……次は容赦しねぇぞ?」
「え……?」
「もしお前に彼氏ができたとき……そのときは……」
一呼吸おく。
「そいつより先にお前を抱く。」
「!!」
「泣いてもわめいても容赦しねぇ。お前の初めては俺がもらうからな……!!」
そう言って沖田陸は出て行った。
ちょっとまってよ……
私はその場に座りこんでしまった。
沖田陸……
わけわかんないよ……。
まだ沖田陸に触れられた感触が残ってる。