君想い【実話】





早く届けないとあたしが取ったみたいになったらやだし!(泣)






と思ってそのまま届けることにした。








3組に行くと野山と永井が目に入った。









よし…。
春姫、行きまーす!










春「あ、あたしの机ん中に入ってたんだけどっ」







卓「あー!空輝の携帯!」








春「あたしが取ったわけじゃないよ!?」








焦って野山を見る。









空「わかってるよ。ないと思ったら吉田んとこあったわけね。ありがとっ」








と言って野山はあたしにニコッと笑った。











わわわわ笑った…。




あの野山が女子に笑った!









ちょっと(いやカナリ)どきっとして






春「じゃね!」






と言って3組を出た。















はぁー…。


あの笑顔は反則だ…。
























これがあたしと空輝のほんのささいな始まりの会話。






ねぇ。覚えてる?








あのときからあたしはきっとあなたに恋してたんだよ。








< 14 / 53 >

この作品をシェア

pagetop