君想い【実話】
2時間目の国語を受けているとあたしの携帯が光った。
春(メールだ…)
『新着メール1件』
携帯の画面にはそう書いてあった。
新着メールを開く。
知らないアドレス。
誰からだろ?
『どーも。3組の野山だけどわかる?』
ぬわっ!!!!
野山空輝ー!?
なぜあたしにメール!?
わけもわからず
『わかるよ〜。どうしたの?』
と返事した。
野山からの返事は早かった。
『いや〜特に意味ないけど!てか卓人とどーなったの?』
…それか。
なぜかあたしは落ち込んだ。
永井のことね。
『別に〜!どーもなってないよ☆』
送信っと。
とにかくヤツは返事が早い。
『ふーん。そっか!』
…果たして国語の時間にわざわざメールする内容なのだろうか。
『うん!』
としか送らなかった。
野山からの返事はなかった。