君想い【実話】
あたしの席はいちばん廊下側のいちばん後ろ。
前には祐希、横には綾奈綾祐希の前には真理、あたしのななめ前には里奈。
担任が好きな席にさせてくれた。
体育(自習)が終わって教室に戻り、次の授業の準備をしてるとあたしの真横のドアに男子がいた。
「何してんの?」
あたしは
また彪弥かぁ〜
とか思いながらその男子の顔を見た。
…あれ?
彪弥じゃない。
…野山だ!!!!!
今あたし野山に話しかけられてる!!!
やばい!!!!
なんて答えよう!!!?
春「す、す数学…」
やっと言えた一言がこれ。
空「ふ〜ん。」
…そんだけかい!!Σ
野山は永井とどこかに行ってしまった。
し、心臓落ちるかと思った…。
祐「春姫、動揺しすぎ(汗)あれじゃ野山に好きですって言ってるよーなもんだよ!」
だってそりゃ動揺もしますとも。
春「うん…。」
綾「まぁ恋する乙女って感じでかわいいじゃん!」
綾奈がフォローしてくれた。
恋する乙女か…。
初めて言われた。