君想い【実話】
春「…おす。」
空「おす。」
あたしは何気なく空輝のとなりに座った。
今日はいい天気。
ここはほどよく日も当たってピクニックするなら絶好の場所。
そこに空輝とあたしは2人肩を並べて座っていた。
空「…にしても暇。」
確かにね。
春「準備手伝う?」
空「俺がすると思う?」
春「…思わない。」
空「だろ。」
そんなこと言う空輝の横顔にあたしは見とれる。
ほんとに整った顔だな…。
春「空輝は何であたしがよかったの?」
空輝がこっちを見て目を丸くする。
空「…はっ??」
春「…やっぱいいや。」
ちょっと沈黙があった。
空「…運命だなって直感したんだよ。」
…うそだね。
春「へぇ。」
空「自分で聞いといてその反応はなくね!!?」
春「へへへ。」
空「春姫は?」
あたし?
あたしはね、