俺様彼氏とペットな彼女
誰もいなくなった廊下で、

さっきもらった紙を見る。

「え?なにこれ?」

そこには何もかかれてなかった。

「え?確かにかいてたのに…。」

「おい。」

「はいぃっ!?」

え?デジャヴ!?

「何してんの。」

大谷君は背が高い。

私の頭一つ分大きいから、

見上げてしまう。

「な何って紙を…」

「ふ~ん…。」

「なんか書いてあった?」

確信犯かコイツ!

「…何も!」

少しすねたかんじで言ってみた。

「なぁ。」

「?」

「お前、俺のペットになれ。」     

……はっ!?急に何いってんの??  

「な何…」

「俺のペット。」

私、頭の中フリーズ。

「よろしくね♪」

えええええええ!?

にっこりと微笑む彼は、

ものすごく爽やかな顔で、

ものすごく可愛い、

と思ってしまった……。
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