「私、先生の事が大好きです…」
「…というわけで、数週間の間、長谷川先生の変わりに担当することになりました。よろしくお願いします」
がらがらがら…
ソロソロと教室のドアを開ける。
教室の表を見間違えてしまった私は、思いっきり遅刻して教室に入った。
こっそり入ろうとしたので、普段の先生とは違う声だということに気が付きつつも、黒板を見ることが出来ない。
「今、遅刻した人、名前は…あ」
「す、すいません!!えっと…あ」
こっそり入ったつもりなのに、思いっきり呼び止められて、私は顔を上げる。
びっくりして出た私の声と、先生の声とがハモる。
現代文の授業だというのに、黒板の前に立っていたのは、川田先生その人だった。
私は思いっきり数秒固まって、先生の「早く座って」って声に我に返って、思わず一番前の席を陣取る。
「と、いうわけで、このプリントをやってもらいます」
ぽそぽそ、と喋る先生。
先生の、授業。本当は、もっと授業っぽいのを見てみたいけど…まぁ、授業中だけでも一緒にいられる。
ずーっと顔を見てられるんだよね。
これは、神様がくれた、スペシャルタイムね!!
がらがらがら…
ソロソロと教室のドアを開ける。
教室の表を見間違えてしまった私は、思いっきり遅刻して教室に入った。
こっそり入ろうとしたので、普段の先生とは違う声だということに気が付きつつも、黒板を見ることが出来ない。
「今、遅刻した人、名前は…あ」
「す、すいません!!えっと…あ」
こっそり入ったつもりなのに、思いっきり呼び止められて、私は顔を上げる。
びっくりして出た私の声と、先生の声とがハモる。
現代文の授業だというのに、黒板の前に立っていたのは、川田先生その人だった。
私は思いっきり数秒固まって、先生の「早く座って」って声に我に返って、思わず一番前の席を陣取る。
「と、いうわけで、このプリントをやってもらいます」
ぽそぽそ、と喋る先生。
先生の、授業。本当は、もっと授業っぽいのを見てみたいけど…まぁ、授業中だけでも一緒にいられる。
ずーっと顔を見てられるんだよね。
これは、神様がくれた、スペシャルタイムね!!