「私、先生の事が大好きです…」
「今日はこれから夕方まで、文化祭の準備をします」

ゆっくりめにとられた起床時間に目を覚まし、用意されていたおにぎりを頬張っていると、沙雪がそう告げた。
渡されていた予定表を見ると、私と沙雪は『部室で作業』って書いてある。

「亜紀ちゃん先に部室に行ってて~」
という沙雪の言葉に、おにぎりを食べ終えた私は一人で部室へと向かった。

部室へ着くと、中央の机にパンフレットみたいな紙が広げられている。
(これを折ればいいんだろうなぁ…)
何枚か出来上がっていたものを手本に、私は作業を始めた。
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