「私、先生の事が大好きです…」




「でも、先輩」
「…?」



後輩なのに、背の高い榊君。
降ってくるように榊君の顔が近づく。

口が触れそうな距離まできて…

離れた。


「気をつけてくださいね」

言って、榊君は部室を去って行った。
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