夜の街から

そう思うと、選ばなければならない使命感と二人を失いたくない我が儘が渦となってあたしを攻め落とそうと躍起になってくる。


その戦いの中であたしは入浴中だったことを思い出して、直ぐに上がった。

体はふにゃふにゃで何だか変な気分。
でも疲れはしっかり取れていた。


結局、その日は考える事に疲れて早々にベッドに潜り込み、夢へと旅立った。


< 102 / 227 >

この作品をシェア

pagetop