夜の街から

重い。
でもあたしが作り出した雰囲気なのだからあたしがなんとかしなければ。

そう思うほどに、焦れば焦るほどに、どう、打開したらいいか分からなくなる。


口をパクパクさせながら困っていると、


「「分かった。」」

二人は声を重ねてあたしを見た。

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