夜の街から

見上げた先には、壱貴の微笑んだ顔があった。

「ボーッとし過ぎだよおー。ってか今の子どうしたの?」

「あぁ、あの子?同じクラスの子。」

「学校に友達いたの?!」

「学年上がってから出来た。」

壱貴は「良かったね」と笑ってから、仕事の話をし出した。


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