夜の街から
次の日、学校に行って挨拶して席について葵子があたしの元にやってきて……
何だかスゴイ変な気分だった。
お客様が目の前で生徒をやってる。
「……しっくり来ない。」
思わず声が出た。
「え?どうしたの?」
「あー、何でもない。気にしないで。」
「気になるし。教えてよ。」
「大したことじゃあ無いよ?」
「大丈夫だって!」
「えっとね、今までだったらお客様としてしか接触しなかったのに、急にクラスメートになってあたしと話してるのが違和感感じて。」
「仕方ないよ。」
「何で?」