夜の街から

次の日、学校に行って挨拶して席について葵子があたしの元にやってきて……


何だかスゴイ変な気分だった。
お客様が目の前で生徒をやってる。


「……しっくり来ない。」

思わず声が出た。


「え?どうしたの?」

「あー、何でもない。気にしないで。」

「気になるし。教えてよ。」

「大したことじゃあ無いよ?」

「大丈夫だって!」

「えっとね、今までだったらお客様としてしか接触しなかったのに、急にクラスメートになってあたしと話してるのが違和感感じて。」

「仕方ないよ。」

「何で?」


< 113 / 227 >

この作品をシェア

pagetop