夜の街から

「だって私も感じてるもん。“違和感”」

「……―――え?」

「今までだったら私はファンとしてしか会えなかった。でも、今からはクラスメートとして、友達として会えるもの。私にしたら夢のようだもの。」


そんなものなの?と疑問に思いながらも、それ以上質問はしなかった。
多分、これは“慣れ”の問題だと思うから。

人との関わりが、ちょっと深くなった。
ただ、それだけ。

そう思ったら、もうちょっとだけ、

この子の事を知りたい。

そう思った。


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