夜の街から
眩しい。
そう思い、瞼を持ち上げる。
カーテンが開かれていた。
サイドテーブルに置いた腕時計に手を伸ばし確認すると、昼過ぎだった。
かれこれ半日近く寝ていたんだ………
身体が重い。
疲れが溜まってる。
ユウちゃんを呼んで、お風呂の用意を頼んだ。
数分で準備が調う手際の良さに感心しながら湯船に浸かった。
手際が良いのは昔からなんだけど。
でも、俺には残念ながら持ち合わせてないのでいつみても感心せずにはいられない。
たっぷり時間をかけて体を洗い、逆上せる直前まで皮膚をふやかせた。
お風呂からあがって机に向かって、参考書を開く。
ライブの為に少し時間を割いていたので久しぶりに長い時間身を投じた。
気付くとこっくりをしていたので、数時間まえと同じ様に寝台にあがり意識を飛ばした。