夜の街から

それから1週間。


あたしは女の子に戻った。

心は自由だよ、と言ってくれた彼。
まだ姿は見ない。

でも確かにその人は存在した。
あたしの苦しみを除いてくれた。
そして認めてくれた。



でも、永遠に去って終ったかの様に感じる。



冷たい口付けとを残して。



あの時飲んだ紅茶の味が忘れられない―――……

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