夜の街から

泣いても全く意味は無かった。この家では。
だからあたしはいつも泣かなかった。

そうしているうちに、最近は家でも息苦しさを感じ始めた。


その週の残り、あたしはその息苦しさに悩まされた。

それをなンとかしようとして、家の中を徘徊するようになった。

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