夜の街から
端から見たら、家の中を探検している様に見えただろう。
それぐらいあたしの住む家は広かった。
登校拒否は、1週間のつもりだったのに気付いたら二週目の後半だった。
…――衝撃が走ったのは、二週目の金曜日だった。
だって余りにも唐突だったから。
まだ入り込んだことの無い、沢山書類の詰まった部屋に目を付けた。
いつも入るなと忠告されていた。
でも、言い付けを思い出した瞬間好奇心があたしを支配してしまった。
それが間違いだったんだ。