夜の街から
隣を歩けく、彼女をちらりと見る。
本当に久しぶり。
今から学校の近くのファミレスに行こうと歩いてる。
……少し、気まずい。
でも、嬉しくて仕方ない。
今朝、あたしが声を掛けた時に大きく驚きを表した彼女に断られて仕舞うのではないか、と言う不安が広がった。
でも、快く頷いてくれた。
どれほど安堵して感謝したことか。
あたしの話を聞いてくれる、それだけで十分だから。
ファミレスに入って軽く注文をする。
あたしが切り出さねば。
でも、いざ目の前にされると二の足を踏んでしまう。
何の為に此処まで来たんだ。
決心したでしょ!
渇を入れて口を開く。