夜の街から
好きだった。
貴女が。
恋しかった。
ずっと。
彼氏が出来た貴女を祝福しなきゃいけない。
でも、出来なかった。
女で在ることを、呪った。
どんなに外見を変えようと心は変わらなかった。
日々惹かれていくことに苦しさを覚える。
でも、あたしを救ってくれた人がいた。
「そのままでいいんだよ」って受け入れてくれた。
黒く、荒んだ心を綺麗に洗い流してくれて。
今は無くてはならない事。
惹かれている事。
まだ葵子は忘れられない。
でも前には進めてる。
そう、話した。