夜の街から
抱き着いてきた葵子を受け止められず、思わずよろめく。
「こんなに身体が痩せちゃって……もう、筋肉も無いじゃん…」
「そんなこと無いって。大丈夫。」
「元々痩せてるのに更に細くなって!!死にたいの?」
「そんなこと無いし…」
「じゃあ!!じゃあ、何か食べて。」
そうは言われても。
お腹が直ぐにいっぱいになって全然食べれない。
黙るあたしに、
「せめても、栄養だけ。じゃないと死んじゃう。サプリメントなら飲めるでしょ?」
そう、葵子に言われたからユウちゃんにそう頼んだ。
なるべく食べるように努める、と約束して。
その後で、葵子は学校で有ったこととか話してくれた。