夜の街から

「まさかとは、思いますが。夜遊びされるおつもりなのですか?」

「……―ッッそんなんじゃ…」

「ですが必要なモノをただ買いに行くようなご様子ではございませんね?コンビニに行く程度ならこのようにこそこそする必要もございませんし。何より、私に一言おっしゃればすぐに買ってきますものを。」

「なンでそこまで言わなきゃいけないのよ?」

「それは私がお嬢様専用のメイドだからにございます。」

「煩いなあッッ。ぢゃあ!あたしに敬語使うの止めたら行かないし理由も教えてあげる。」

「残念ですが、それは不可能です。」

「ぢゃあもう出ていって!あたしに首突っ込まないで。この事親に言ったらただじゃあ済まさないから!!」


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