夜の街から

夜を思い出す。
想像したら、静寂が忘れられそうだった。
あたしの中では夜は騒がしいイメージだったから。

今、あたしは静かさに対する恐怖に支配されておかしくなりそう。
だったら夜の騒がしさに身を隠してみようか。


それにあの人を探していれば退屈しない。

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