夜の街から
返事を返そうと、携帯を触り出す。
すると、ふと感じる圧力。
顔をあげた先には、微笑んだ顔があった。
なんだろう、と思って見ているとその人は近付いてきた。
あたしの前で止まり再度あたしに微笑みかける。
ナンパ?
とか思いながら焦点を合わせた。
「俺、壱貴(カズキ)ってゆーんだあ。ギター弾かないの?」
普通に話しかけられた。
ナンパなんだろうね?
名前聞かれないのがスゴイ引っ掛かるンだけど…