夜の街から

あたしに聞かれても答えられないし。
はぁ?って顔をしてしまった。


「眠れなかったから外を眺めてたら君が見えた。ただずーっとギターを触ってるから気になって降りてきたんだあー。」

相変わらず、ケラケラ笑ながら答えた。


「ってか弾けないんでしょー?」

「そうだよ。」

「だったらさー、俺先生なってもいいかあ?」

「はい?」

意味分かんない。
何故そこであたしが弾き方習う方向へ?
ってかなんでそんな聞き方?

< 39 / 227 >

この作品をシェア

pagetop