夜の街から
あたしに聞かれても答えられないし。
はぁ?って顔をしてしまった。
「眠れなかったから外を眺めてたら君が見えた。ただずーっとギターを触ってるから気になって降りてきたんだあー。」
相変わらず、ケラケラ笑ながら答えた。
「ってか弾けないんでしょー?」
「そうだよ。」
「だったらさー、俺先生なってもいいかあ?」
「はい?」
意味分かんない。
何故そこであたしが弾き方習う方向へ?
ってかなんでそんな聞き方?