夜の街から


「無料なら。」

「お金取る気なンかさらさら無いよ。俺がレッスンしたいだけだし。」

「なら受ける。」

なんてあっさりきまってしまった。


「じゃあ、明日から始めようねえー。この公園に集合でよろしい?」

「……よろしいです。」

「夜がよろしい?」

「よろしいです。」

「じゃあ、23:00にねえ、ここ来てね。」

「はあ…。」

「じゃあまたねー。」

呆気なく去って行った。
ものすごいマイペースと言うか。
ものすごい自己中と言うか。

ちょっとついていけない。

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