ページェント・イブ ~エリー My Love~【長編】
素直に弟のコトバは嬉しかった。
「アリガト…………依生。依生もしっかりね」
口を濯ぐ弟の肩をポンと軽く叩き、洗面所を後にしようとした時。
「………それよか、ねぇちゃん………」
「何?」
振り返ると、弟がアタシの頭を指差している。
「髪…………大丈夫かよ………」
「!」
慌てて鏡の前に戻る。
「きゃあああああ~!!!!!」
今はアップにしてあるアタシの髪。
肩まであるが、スパイラルパーマかかってる上に、髪の色が………。
―――――茶髪通り越して“金髪”だった。
「アリガト…………依生。依生もしっかりね」
口を濯ぐ弟の肩をポンと軽く叩き、洗面所を後にしようとした時。
「………それよか、ねぇちゃん………」
「何?」
振り返ると、弟がアタシの頭を指差している。
「髪…………大丈夫かよ………」
「!」
慌てて鏡の前に戻る。
「きゃあああああ~!!!!!」
今はアップにしてあるアタシの髪。
肩まであるが、スパイラルパーマかかってる上に、髪の色が………。
―――――茶髪通り越して“金髪”だった。