ページェント・イブ ~エリー My Love~【長編】
「今日俺、珍しく時間より早いデショ?」
クスクス笑いながら口を開く。
横から見ても、口おっきいわあ。
「ホント、珍しー。いっつも遅刻じゃん。ドタキャンも結構あるし」
「悪りぃ悪りぃ。そんな拗ねんなよ………今日は汚名返上!………と言いたいとこだけど、クリスマスイブだろ?道路混むから早めに出てきた。ましてや年度末近いからか、あちこちで道路工事だしよー」
なーんだ。
相変わらずマイペースな人。
クリスマスイブだし、サプライズでもあるのかと少し期待してたのにな。
今夜だって、シンの両親との顔合わせ次第では予定が潰れるかもしれないし。
早く来てくれたのは、何か他にあると勝手に自惚れちゃったじゃん。
余計なコト考えながら、左側の景色を眺めていた。
窓越しにはうっすら、拗ねた顔のアタシがアタシを見ていた。
折角の晴天が………、泣くわ。
クスクス笑いながら口を開く。
横から見ても、口おっきいわあ。
「ホント、珍しー。いっつも遅刻じゃん。ドタキャンも結構あるし」
「悪りぃ悪りぃ。そんな拗ねんなよ………今日は汚名返上!………と言いたいとこだけど、クリスマスイブだろ?道路混むから早めに出てきた。ましてや年度末近いからか、あちこちで道路工事だしよー」
なーんだ。
相変わらずマイペースな人。
クリスマスイブだし、サプライズでもあるのかと少し期待してたのにな。
今夜だって、シンの両親との顔合わせ次第では予定が潰れるかもしれないし。
早く来てくれたのは、何か他にあると勝手に自惚れちゃったじゃん。
余計なコト考えながら、左側の景色を眺めていた。
窓越しにはうっすら、拗ねた顔のアタシがアタシを見ていた。
折角の晴天が………、泣くわ。