ページェント・イブ ~エリー My Love~【長編】
て、ゆーか。
そういう細かい情報って………一体何処から?

黙っていればわからない話なのに。

それだけおとーさんが口が軽いのか、周りに知り合い多くて情報が入ってくるのか………。

おとーさんは東北大の教授だし、おかーさんは茶道の家元で、マナー講師。

シンのおねーさんは宮教大の準教授、末の妹さんはそこの生徒だし………。

おじーさまやおばーさまだってきっと、ビッグな方なんだろうし。

顔はかなり広いんだろうケド………。

それにしても、ちょっとでもヘンなことしたら、すぐバレちゃうんだろうな………。

ミーナの首元をあやしながら、考えてしまった………。

ミーナはもう、すっかり。
アタシに手なずけられたも同然。
無防備な姿勢で寛いでいた。

実はアタシの情報トカ、みんな筒抜けになのかな?

見張られるの?か、な?

少し………コワイかも。
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