ページェント・イブ ~エリー My Love~【長編】
降り止まぬ雪の中、一先ず、エリの家のある多賀城へ走る―――――。
ワイパーが、間欠では間に合わなくなるほどの雪………。
「―――――ゴメン…………エリ………」
「………」
「……………怒ってる………よな?」
「……………怒ってる」
バカ、俺。
何、当たり前の事きいてるんだよ………。
エリも、俺の方も見ずに、ずっと助手席側の景色を見ていた。
ワイパーが、間欠では間に合わなくなるほどの雪………。
「―――――ゴメン…………エリ………」
「………」
「……………怒ってる………よな?」
「……………怒ってる」
バカ、俺。
何、当たり前の事きいてるんだよ………。
エリも、俺の方も見ずに、ずっと助手席側の景色を見ていた。