ページェント・イブ ~エリー My Love~【長編】
無我夢中でやってきた5年間だったケド。
自分なりに一生懸命やってきてよかったあ。
安心しちゃったからか、お酒が進んでしまって………。
淳子さんと、仕事、家庭、恋………普段語るコトないセックスの話まで。
こんなに淳子さんと腹割って話したコト、今までなかった。
色んなぶっちゃけトークしながら、ビール飲みまくって。
淳子さんとアタシは、共に7杯も飲んでいた。
淳子さんは全然顔色ひとつ変えなくて。
アタシは顔が熱くて、少しふにゃついてきたカンジだけど、意識は………ある。
飲み過ぎだと分かっていながらも、淳子さんと話すこの心地良さと、ビールが美味しいのと、努力が報われたってホッとして嬉しいのと。
シンとノブの間で、ゆらゆら揺れてる自分と一緒に飲み干してしまうのと………。
今まで以上に仕事に打ち込んだら、シンとの寂しさを埋められるのか………な?
「きょお……淳子さんとこうして一緒飲めて………シアワセですぅ………ありがとうございますぅ………」
そのコトバを最後に、アタシの意識が失くなったっぽい―――――。