ページェント・イブ ~エリー My Love~【長編】
“シたかった”なんて―――――
そりゃあさっき、“セックスしたい”って、言っちゃったケド。
しかも、シンに改めて言われると、恥ずかしいっ!!照れるっ!!
今更ながら、言ったことを悔やむ………。
そりゃあ………。
22歳の女が
好きなヒトに久し振りに逢えて
月に一度の“アレ”じゃなかったら
そーいうキモチになってもおかしくないじゃない?
カラダだって、もうそーいうモードになっちゃってたし。
(そーいうモードって何?)
お酒のチカラがあったから言っちゃったってのもあるけど………。
「そーいうとこ、可愛くて、ますますお前を好きになる。今夜は容赦しねぇからな………」
そのコトバを合図にアタシたちは―――――
逢えなかった分を埋めるかのように、激しく、貪るように、肌を重ね合わせた。
互いの至る処にキスをし、愛撫し、結ばれた………。
このまま、熱を帯びたまま。
ずっと、繋がっていたい。
結ばれたままでいたい。
果てたら終わりなんて、イヤ。
ずっと、このままでいたい………。
この温もりに、包まれていたい。
シンと一緒にいたい。
そう思っていたのに……………。
シン……………。