ページェント・イブ ~エリー My Love~【長編】
水嶋サンは、アタシを見て、満面の笑み。

あ、そしてまた、大きな口で笑う。




彼は、残っていたコーヒーを急いで飲み干すと、すぐさまコート、カバン、マフラーと傘を持って、店の外に出てきた。









私の前に来て、両脚にカバンを挟み、コートを羽織り、マフラーを巻く。

軽い身支度を終えて、乱れた呼吸を整えた。




「ちゃんと、来てくれると思ってた」



また、微笑んだ。









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