ページェント・イブ ~エリー My Love~【長編】
「『アタシなんか』じゃない、『アタシが』いいの。エリがいいの。エリが好きなんだ」








「好きだよ、エリ」

突然だった抱擁が緩まり、今度はアタシの右の頬を、彼の左が優しく包む。


「水嶋サ……」


アタシの言葉を、冷えた唇で遮断する。






突然……………。




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