衆道剣風録 一 決闘!馬ノ首峠!
首領の筆頭家老渡部家の次男、裕之助は槍を両手で掲げ馬の腹を蹴った!修理の横を擦り抜けざま、上から胸を突こうと繰り出した!
修理は身体をくるりと回転しただけで槍を躱し、右手で槍の柄を握って引いた。
「うわっ!」
裕之助は馬の上で身体を捻られ落馬する。身体を起こそうとしたところを修理に顎を蹴られて無様に悶絶した。
「これはいつぞや静音を庇う儂の背を蹴ってくれたお礼じゃ!」
「おのれ!」
身体の大きい二番家老の子、山県次郎三郎が修理を踏みつぶそうと馬の手綱を引いた。
武者と一体となった駿馬は、戦場では相手に体当たりし踏みつぶす戦車となる!
馬が悲痛な声でいなないた!
「ぎゃーっ!」
次郎三郎は生臭い馬の血を存分に被って落馬した。
修理が、裕之助から奪った槍で、立ち上がった馬の喉笛から頭まで突き抜いたのだ!
仰向けで気絶した次郎三郎の大刀を、修理は抜いた。
修理は身体をくるりと回転しただけで槍を躱し、右手で槍の柄を握って引いた。
「うわっ!」
裕之助は馬の上で身体を捻られ落馬する。身体を起こそうとしたところを修理に顎を蹴られて無様に悶絶した。
「これはいつぞや静音を庇う儂の背を蹴ってくれたお礼じゃ!」
「おのれ!」
身体の大きい二番家老の子、山県次郎三郎が修理を踏みつぶそうと馬の手綱を引いた。
武者と一体となった駿馬は、戦場では相手に体当たりし踏みつぶす戦車となる!
馬が悲痛な声でいなないた!
「ぎゃーっ!」
次郎三郎は生臭い馬の血を存分に被って落馬した。
修理が、裕之助から奪った槍で、立ち上がった馬の喉笛から頭まで突き抜いたのだ!
仰向けで気絶した次郎三郎の大刀を、修理は抜いた。