衆道剣風録 一 決闘!馬ノ首峠!
だが、見抜かれた。
修理は宿直(とのい)のとき、着替え籠に静音が残した下帯を見つけた。汗で濡れたので替えて帰ったのだ。師匠は目の病の湯治に行って不在だった。
薄暗い着替え部屋の片隅で修理は静音の匂いを嗅ぎ、そのかすかに残っていた尊い静音の体内の香液を舐めた。己の怒張した逸物を夢中で擦りあげ、静音の名を呻きながら汚れを吐いた。
そのとき、忘れ物を思い出して取りに来た、静音の足音にも気が付かなかった。どくどくと吐き続ける白濁を止めることも出来ず修理は静音を見た。
静音は自分の下帯を認めて、恥ずかしさと怒りに顔を紅潮させ怒鳴った。
「・・・お前様は!やはり俺のことを女のように思っていたのか!」
「・・・静音。赦してくれ・・・儂はお前を愛おしいと思っていた・・・しかしお前を傷つけるつもりは無かった!」
静音は激しく言った。軽蔑のまなざしとともに。
「同じじゃ!・・・お前も他の奴と!俺を女のように抱いてそれを俺の中に出したかったのじゃろう!」
「違う・・・」
静音は足音高く道場を走り出た。涙が落ちる前に、誰も居ない場所に行くために。
最も傷つけたくなかった者を傷つけてしまった修理は、茫然として暗闇の中で座り続けた。
修理は宿直(とのい)のとき、着替え籠に静音が残した下帯を見つけた。汗で濡れたので替えて帰ったのだ。師匠は目の病の湯治に行って不在だった。
薄暗い着替え部屋の片隅で修理は静音の匂いを嗅ぎ、そのかすかに残っていた尊い静音の体内の香液を舐めた。己の怒張した逸物を夢中で擦りあげ、静音の名を呻きながら汚れを吐いた。
そのとき、忘れ物を思い出して取りに来た、静音の足音にも気が付かなかった。どくどくと吐き続ける白濁を止めることも出来ず修理は静音を見た。
静音は自分の下帯を認めて、恥ずかしさと怒りに顔を紅潮させ怒鳴った。
「・・・お前様は!やはり俺のことを女のように思っていたのか!」
「・・・静音。赦してくれ・・・儂はお前を愛おしいと思っていた・・・しかしお前を傷つけるつもりは無かった!」
静音は激しく言った。軽蔑のまなざしとともに。
「同じじゃ!・・・お前も他の奴と!俺を女のように抱いてそれを俺の中に出したかったのじゃろう!」
「違う・・・」
静音は足音高く道場を走り出た。涙が落ちる前に、誰も居ない場所に行くために。
最も傷つけたくなかった者を傷つけてしまった修理は、茫然として暗闇の中で座り続けた。