学校イチのチャラ男と手錠∞でつながれちゃった女の子の物語(仮)
深町京悟の顔を真正面からじっと見つめるマッキー。
「なぁ、深町。お前なんで、手ェ、抜いてる?
入試ではトップだったお前が、ありえないぐらい成績下がってるだろ? わざとなんじゃないか……て、職員室でももっぱらの噂だ」
――入試ではトップ
去年の入学式、深町京悟が新入生代表で挨拶していたのをあたしも覚えている。
たしかに、その彼が今200番……というのは不自然な気がする。
チラリと深町京悟の方を見る。
彼は目を細め、ハハッと小さく笑い声を上げると、マッキーの肩をポンポン叩く。
「せんせー。それ、かいかぶりすぎだって!」