学校イチのチャラ男と手錠∞でつながれちゃった女の子の物語(仮)
その後も色々試してみるものの、
何を入力しても、画面には
【キー入力ERROR】
の文字が表示されるだけだった。
「あー……。ダメだ。何入力しても入れないよ」
ガックリ肩を落とすあたしに、深町京悟は他人事みたいに興味なさげに言う。
「だろうね。この状況下で、誰でも思いつくような単純な言葉じゃないってことだろ」
「単純……って。ちょっとは一緒に考えてよー」
「ふああああ」
横から大きなあくびが聞こえてきた。
「オレ、なんか眠くなってきた」
「えっ? こんな時に何言って」
「つか、寝る」
「ちょっと!
寝てる場合じゃないってば!
深町もちょっとは……」