学校イチのチャラ男と手錠∞でつながれちゃった女の子の物語(仮)
ドS男子
北瀬川先生のところへ行ってみたものの。
結局あのサイトに入力するキーワードを知ることもなく、
ヒント②の意味もよくわからないままだった。
行くあてのないあたし達は、とりあえず預かった本を返却しようと、図書室に行くことにした。
図書室は開いていたけれど、文化祭の最中にここを利用する人なんていないんだろう。
そこには誰もいなかった。
去年1年間、図書委員をしていたあたしは、本の返却方法を知っている。
勝手にカウンターの中に入ると、表紙に貼られたバーコードを読み取って、返却処理を行う。
「ねぇ……。これからどうする?」