学校イチのチャラ男と手錠∞でつながれちゃった女の子の物語(仮)
あたし、バカだけど本は大好き。
図書委員だって、すすんで立候補したんだから。
「瞬ちゃんの影響かなぁ……。
あたしも本好きだなんだ。
図書室にいるとなんか落ち着く。
本の匂いとか、この静かな空間が好きなんだ……」
そこまで話して、口をつぐんでしまった。
何あたし、語っちゃってんの?
深町京悟のことだ。
絶対バカにされる……。
からかわれる。
そう思っていたのに。
「あ――それ、なんかわかる」
「え?」