学校イチのチャラ男と手錠∞でつながれちゃった女の子の物語(仮)
手首を掲げ、
そんなことしても取れるはずないのにブンブンと振り回しながら叫ぶあたしに
目の前の人物、つまり手錠をかけた張本人がニヤリと不敵な笑みを浮かべた。
「はいはーい。罰ゲームのはじまりはじまり~」
そう言って、ダルそうにパチパチと手を叩くのは、
うちのクラスの担任。
マッキーこと牧本(マキモト)先生。
「ちょ、罰ゲームって、何それ? なんであたし手錠なんかかけられてんの?」
マッキーはビシッとあたしを指差し、こう言った。
「沢木田ぁ、忘れたとは言わせないぞ!」
「はいっ?」
何が?