学校イチのチャラ男と手錠∞でつながれちゃった女の子の物語(仮)
「深町が探してた子って、あの子だよ?」
また例のニヤけ顔をしながら言う。
「そうみたいだね」
アユミが言ってた言葉からそれは想像がついた。
それにしても……と、なんだかイライラする。
昨日は彼女に勝手に写メ撮られそうになって、ムカついてたじゃない。
なのに今日はあんな優しそうな笑顔を向けてる。
あたしには一言も話しかけてくれないのに。
なんでよ……。