学校イチのチャラ男と手錠∞でつながれちゃった女の子の物語(仮)


あたしは慌てて涙をぬぐうと、立ち上がり、トイレットペーパーを水に流した。




制服のポケットから手鏡を出して顔を確認。



ちょっと目が赤いけど、これならごまかせる範囲かな。




よしっ。



ふーと息を吐き出してから、個室のドアを開けた。



と、同時に



「きゃはははは」



大きな笑い声がしたかと思ったら、派手目の女子生徒が3人、トイレに入ってきた。



胸についた校章の色でわかる。





3年生だ。




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