学校イチのチャラ男と手錠∞でつながれちゃった女の子の物語(仮)
「あーもう……あたし、ダメみたい」
恥ずかしさのあまり顔を覆った。
もう、完敗。
認めるしかない。
てか、この気持ち、全世界に向けて叫びたいぐらい。
「桃ちゃん?」
指の間から見えた深町京悟は、不思議そうな表情で小首を傾げてる。
そんな仕草も……。
「……好き」
もう逃げない。
だって地球は丸いし。
どんな道に逃げたって、結局あたしはここに戻るしかないと思う。
「めちゃくちゃ好き……」