学校イチのチャラ男と手錠∞でつながれちゃった女の子の物語(仮)
きっと……また顔真っ赤になってる。
ひょっとしたら体から湯気が立ち昇ってるかも。
しかも、その湯気はきっとピンク色してるに違いない。
緊張するけど。
彼の反応が見たくて、そっと顔の前から手をどけた。
途端に、その手首を掴まれる。
「え……」
そのまま体を引き寄せられて……
彼の顔が近づいてくる。
キスされちゃうのかな……?
ふたりの吐息が重なりそうになって、目を閉じようとしたその時……
遠慮がちな声が聞こえる。
「あの~」