学校イチのチャラ男と手錠∞でつながれちゃった女の子の物語(仮)
「は? 何やってんの?」
なんでまた繋ぐのよ?
不思議に思ってキョトンとするあたしをよそに、深町京悟はちょっとイジワルな目をしてからかうように言う。
「だって、誰かさん、捕まえとかないと、すーぐ逃げるからな」
さらに……
「あ。コレはいらないや」
ポケットの中から取り出したものを、開いていた窓の外にぽーんって放り投げた。
ええっ。
あの銀色に光った物体は……。
まさか。
「鍵?
ねぇ、今の鍵?
つか、鍵だよね?」