学校イチのチャラ男と手錠∞でつながれちゃった女の子の物語(仮)


校庭にあるアリスの迷路を指差す。


今も誰かがさまよっているのか、そちらの方から騒がしい声が響いている。



「まだ祭りは終わってないみたいだしさー。
とりあえず、もう少しこのままで……」



最後は甘い声で囁くように言って

あたしの髪を耳にかけ……。


チュって頬に軽いキス。



「ふ、深町……?」



そのまま唇をずらして今度は耳にキス。


「ひゃ……」



腰に回した手でグッと引き寄せられる。




「深町……ちょ、ヤダ……やめてよ」



「無理……」



「え?」



「なんかオレ、自覚したら、止められなくなってきた……」



はい?
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