学校イチのチャラ男と手錠∞でつながれちゃった女の子の物語(仮)
おまけ ~京悟side~
*おまけ*
「もー……どうすんのよぉ……」
トイレを我慢させられて……
目に涙を浮かべて、泣きそうになっているのは、沢木田桃。
高校に入学して、たまたま同じクラスになったオレと彼女。
最初はクラスメイトのひとり……ぐらいにしか思ってなかった。
だけどあの事件の印象は強烈だった。
クラスの女子からもらったチョコチップ入りクッキー。
アレルギーのせいで食えないオレは、それを友達に食ってもらった。
いつもやっていたことだし、たいして罪悪感なんてなかった。
それよりも、相手を目の前にして断る方がオレにとっては苦痛だったから。
そんな風に他人から逃げてばっかりのオレに
彼女は面と向かって文句を言ってきた。
「いらないなら、その場で付き返すべきだ」
「受け取るだけ受け取って、自分で食べないなんてひどい」って。
「もー……どうすんのよぉ……」
トイレを我慢させられて……
目に涙を浮かべて、泣きそうになっているのは、沢木田桃。
高校に入学して、たまたま同じクラスになったオレと彼女。
最初はクラスメイトのひとり……ぐらいにしか思ってなかった。
だけどあの事件の印象は強烈だった。
クラスの女子からもらったチョコチップ入りクッキー。
アレルギーのせいで食えないオレは、それを友達に食ってもらった。
いつもやっていたことだし、たいして罪悪感なんてなかった。
それよりも、相手を目の前にして断る方がオレにとっては苦痛だったから。
そんな風に他人から逃げてばっかりのオレに
彼女は面と向かって文句を言ってきた。
「いらないなら、その場で付き返すべきだ」
「受け取るだけ受け取って、自分で食べないなんてひどい」って。