ま・ん・ぱ
「そうさ、ここには人間が残したごちそうがいっぱいあるんだ…ほら」
と、まみさんにバケツの中を見せました。
「どうだ、すごいだろ?まだまだごちそうがいっぱいあるんだ!このバケツはオレの高級レストランなんだ」
「へぇ〜…ねえ、マグロのおさしみある?」
と、まみさんは大好物を注文してみました。
「おさしみ?それはないなあ。でもそんなものより、もっとおいしいものがあるよ」
と、空を見上げました。
「にゃにがあるの?」
「ふふ〜ん、鳥だよ」
「え、どうするの?」
「つかまえて食べるんだ、うまいぞ〜!」
と、ペロッと舌なめずりしました。
まみさんは、友達になったシラサギのデヴィのことを思いました。
もう生きている鳥をつかまえるのはやめようと決めていたんです。
でも、ノラネコさんに言ってもしかたないことは、まみさんもわかっていました。
「そう、明るくにゃってきたから帰るね」
まみさんはなんとなくさみしい気持ちで帰りました。
すると…
「みゃ〜みゃ〜」
「ん?…あ…あ〜あ」
向こうの方から黒い小さなネコが一生懸命走ってきます。
「あのコ、速くにゃったわねえ」
タタタタタタタッ!
「えへへ、おはよう、なにしてるの?」
「お散歩よ」
「ふ〜ん、朝ごはんは?」
「食べたよ」
「おうちのご飯減ってなかったよ」
と、話しながら歩いているうちにハナとジャックのおうちの前にきました。
「ここんちのイヌとおともだちににゃって、いっしょに朝ごはん食べたのよ」
ぱぴくんは、少し不思議だけど、まみさんだからいいことにしました。
「またおともだちが増えたね」
「うん、今度は ぱぴもいっしょに行こうね」
「うん」
と、2匹でおうちに帰っていきました。
「走るよ!よ〜い…にゃ〜!」
『おともだち』 完
と、まみさんにバケツの中を見せました。
「どうだ、すごいだろ?まだまだごちそうがいっぱいあるんだ!このバケツはオレの高級レストランなんだ」
「へぇ〜…ねえ、マグロのおさしみある?」
と、まみさんは大好物を注文してみました。
「おさしみ?それはないなあ。でもそんなものより、もっとおいしいものがあるよ」
と、空を見上げました。
「にゃにがあるの?」
「ふふ〜ん、鳥だよ」
「え、どうするの?」
「つかまえて食べるんだ、うまいぞ〜!」
と、ペロッと舌なめずりしました。
まみさんは、友達になったシラサギのデヴィのことを思いました。
もう生きている鳥をつかまえるのはやめようと決めていたんです。
でも、ノラネコさんに言ってもしかたないことは、まみさんもわかっていました。
「そう、明るくにゃってきたから帰るね」
まみさんはなんとなくさみしい気持ちで帰りました。
すると…
「みゃ〜みゃ〜」
「ん?…あ…あ〜あ」
向こうの方から黒い小さなネコが一生懸命走ってきます。
「あのコ、速くにゃったわねえ」
タタタタタタタッ!
「えへへ、おはよう、なにしてるの?」
「お散歩よ」
「ふ〜ん、朝ごはんは?」
「食べたよ」
「おうちのご飯減ってなかったよ」
と、話しながら歩いているうちにハナとジャックのおうちの前にきました。
「ここんちのイヌとおともだちににゃって、いっしょに朝ごはん食べたのよ」
ぱぴくんは、少し不思議だけど、まみさんだからいいことにしました。
「またおともだちが増えたね」
「うん、今度は ぱぴもいっしょに行こうね」
「うん」
と、2匹でおうちに帰っていきました。
「走るよ!よ〜い…にゃ〜!」
『おともだち』 完